2010年02月12日
試写会『ハート・ロッカー』
今年のアカデミー各賞を『アバター』と二分されると言われている作品
(『アバター』は見てません)
原題『THE HURT LOCKER』(タイトルは、軍隊用語で爆死した死者を入れるロッカーと云う意味)
監督:キャスリン・ビグロー
主演:ジェレミー・レナー
公式サイト
この映画秀逸です
導入部分から緊迫感がこちらにビシビシと伝わってくる感じ
気持ちが引き込まれていく
イラク戦争・・・死と隣り合わせの世界
それも・・・他人を助けるために一歩間違えば自分が即死の、爆発物処理班の退役までの38日を描いている
イラクでは銃で死ぬより爆弾で死ぬ方が多い・・・
ドキュメンタリーのように見せているが
恐怖と孤独・・・狂気
友情・・・勇気・・・
生と死
この映画はいくつかのエピソードを扱っているがストーリー展開が観客(私)の期待を裏切らない
爆弾処理班という題材を扱いながらも一人一人の心が迫ってくる
アカデミー主演男優賞にノミネートされた主演男優賞の、無名の俳優さん
とても良かったです
私の中では・・・総合的に近年見た映画の中でも1、2を争うかも・・・
いわゆる「痛い場面」(残虐な場面)は私も嫌い
戦争映画が苦手な人はそこだけ目を覆えばいい
『プライベート・ライアン』は好きな映画だけど、導入部分は片目で時々目をつぶって見てた
今回のアカデミー賞の一番のツボは・・・『ハート・ロッカー』のビグロー監督と、『アバター』のジェイムズ・キャメロン監督の元夫婦対決ってこと・・・かな
*しいて言えば『アバター』はCGを駆使した素晴らしい映像美だそうだ・・・
『ロード・オブ・ザ・リング』で、画期的に発展したCGを観て感心したことは事実
でもCGを使えば何でもできちゃうということにちょっとさびしさを覚える
元々映画は作りもの
しかし今回の映画を対決させるとすれば、人間自らが演じることの価値が見直されても良いような気がする
やっぱり『アバター』を観に行かなくっちゃね
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