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MOMOより愛をこめて テニスはやるのも楽しいけど、観戦の楽しさも知ってほしい

アメリー

テニスはやるのも楽しいけど、観戦の楽しさも知ってほしい

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フィリポーシス

Mark Philippoussis

オーストラリアの31歳、マーク・フィリポーシスが来年の全豪に出場できなくなったというニュースがYahoo Tennisや、ATPのサイトに載っています。

全豪のワイルド・カードを獲得するためのプレーオフに出場していたんですが、昨日試合中に右膝を故障していまいました。
手術を受けるようです。
もしかしたら、引退ということになるかも・・・

実はサフィンの前に好きだったのがラフターとフィリポーシスだったんです。
1998年の全米決勝がこの二人によるオージー対決でした。
ラフターは素晴らしいテニスで、フィリポーシスより一枚上と、格の違いを見せつけた試合だったと記憶しています。
でもマークはとても美しい選手でした。

彼のキャリアを振り返ってみたいと思います。

1976年11月7日生
メルボルン出身 ギリシャ系 195cm、102Kg
プロ転向1994年
タイトル11
ハイランキング8位(1999年8/11)

全米以外で、印象に残っているのは1999年の全英QF、サンプラスに対して第一セットをとって、第二セットの途中で膝を痛めて・・・泣きながら棄権しました。
TVで見ていてとても悲しかったのを思い出します。
もしあそこでサンプラスに勝っていたら、ウィンブルドンのタイトルがとれたかもしれないというほど調子が良かった。

「スカッド」と呼ばれるほどのビッグ・サーバーで1997年には時速229Kmという自己記録を作りました。

テイクバックの時、大きな鳥が翼を広げるように左手を前に、ラケットを持つ右手を振り上げて打つフォアは、桁はずれのスケールの大きさを感じました。
かなり若い時から将来を期待されていたと思います。

しかし、膝や脚の故障がいつもつきまといまともにシーズンを過ごすことができなくなります。

2003年の全英の決勝に進出した時にはとてもびっくりしました。
もちろんフェデラーに完敗。
そして、久しぶりに見る彼はやはりサーブだけの選手で、他は進歩しているようには見えませんでした。

今年2007年は一月のホップマンカップに出場中、やはり膝を痛めて棄権、そしてツアーには戻れませんでした。
10月にover30の大会に出場。
来年はATP112位のプロテクトランキングを貰って本格復帰をしようとしていた矢先でした。

有り余る才能があってもそれを生かしきれずに去っていく選手たち、もちろん運もあるでしょうけど、彼の場合はとても残念です。


テニス選手 | 投稿者 アメリー 15:09 | コメント(4) | トラックバック(0)